６つ目の歌詞紹介は最近あまりライブでは歌っていない【地獄耳にイヤリング】を。
ナミナゾには珍しく長調の曲なので、まだ歌詞もタイトルも定まらない時に謎の地方公務員がファイルにつけていた仮名称は【明るいワルツ】と書かれていた記憶があります。
しかし、明るい雰囲気の曲をただハッピーに仕上げる事ができないのがこの私。
ということでこの曲は別れの迫っている男女のとある真夜中を切り取ったような歌詞に仕上げてみました。
同棲中の彼をまだ好きな彼女。
しかし彼はそんな彼女がまだ起きてるとも知らずに隣の部屋で他の女を電話越しに口説いている…
そんなある夜の一コマの物語を五分の歌でお楽しみください。
【地獄耳にイヤリング】
作詞/三上ナミ
作曲・編曲/謎の地方公務員
気付かぬふりした 真夜中の長電話
壁の向こう側ヒソヒソ話す声
"忙しいから"と 近頃は冷たいね
私とは会話も続かない
寝たふりしながら 暗闇に耳澄ます
隣の部屋からヒソヒソ話す声
一人の部屋から漏れてくるその声は
昔聞いた愛を囁く
わかってたよ
あなたにとって私など
古びた装飾品のようなもの
気付かぬふりした真夜中の長電話
壁の向こう側まだまだ話す声
私が寝てると疑いもしないまま
甘い声はいつまで続くの
わかってたよ
あなたにとって私など
日替わりの装飾品のようね
もうダメだよ
壊れかけた飾りならないほうが
綺麗になるでしょう
今日ハ誰ヲ身ニ着ケルノ？
わかってたよ
あなたにとって私など
古びた装飾品のようね
もうダメだよ
壊れかけた飾りならないほうが
綺麗になる
目覚めたふりして大袈裟に欠伸する
壁の向こうでは慌てて電話切る
飾るのをやめた 真夜中のイヤリング
壊れた関係も交換ね